帰省、大寒波に巻き込まれる!の巻

katagiribass2005-02-02


新潟の実家に帰省した。二泊ほどボケ〜っとして、さて帰ろうという日が来た。朝早めに起きて帰ろうと思っていた。何故なら前日既にかなり雪が積もっていたからだ。 朝起きて早速JRに問い合わせてみると、すでに柏崎〜長岡間が不通だという。雪国の電車のくせに軟弱である。雪くらい溶かしながら走らんかい! 諦めて高速バスを調べてみた。十五分程遅れているが無事運行してるという。しめた!幸い我が家はインターから近いので高速バスに乗ることにした。 実際は三十分程遅れたが無事乗ることができた。快調だ。予定では長岡から上越新幹線な乗って、二時位には家に着くはずだった。 ところが長岡インターの出口付近でバスは停まり、いっこうに動かないのだ!まあ、雪で渋滞してるのだろうとのんびり構えていたが、一時間位してもピクリとも動かない。ついに運転手がバスを降りて調べに行った。どうやらジャンクション付近で大型トラックが二台スリップして道を完全に塞いでいるらしい。運転手も困って、「どうしましょう、、」とか言っていた。どうしましょう、、って知らんっちゅうに! 急いでいるビ
ジネスマン等はバスを降り、10分程歩いて料金所を出て、大通りでバスかタクシーに乗る作戦にでた。しばらくすると私とお姉ちゃん二人組だけが残った。なにしろインターから長岡駅までは遠いのだ。できることならこのバスで行けるならそれが一番安上がりだし、寒い目にもあわずに済むのだ。 しかしそれから暫くしても全く動く気配かないので、とうとう降りることにした。同時にお姉ちゃん二人組も降りた。 外はかなり雪が降っており、歩きにくく、コケたりしながら歩いた。しばらく歩いていると、乗用車は通れるようになったみたいで、少しずつ流れだした。するとあるおばさんが「よかったら乗ってかない?」と声をかけてくれた。もちろんお姉ちゃん共々乗せていただいた。 助手席には会長と呼ばれる老人がいて、どうやらおばさんは秘書のようだ。新潟市に用があったのだが、雪で高速を下ろされたらしい。ついでに長岡駅まで我々を送ってくれるという。ラッキー! ひと安心したが、話しはこれで終わらない。駅に向かう途中、信濃川を渡る橋かあるのだが、その手前で超渋滞にハマったのだ
。 これほど動かない渋滞はクリスマスのみなとみらいでしか味わったことがない。一時間で数メートルしか動かないのだ。 おばさんも口にはださないが、軽々しく送るなんて言わなきゃ良かったという雰囲気をかもしだし始めた。気まず〜い! あまりに気まずいので私はひとつの提案をした。橋にのる前に左右に行ける道があるので、我々は降りて歩いて行き、おばさん達は橋にはのらず、曲がって目的地に向かうというものだ。歩けば三十分位で駅に着くらしい。おばさんは「あら〜、大丈夫?」と言ったが「大丈夫です!」と私が言うとすぐに「じゃあ、そうしてもらおうかな。」と言った。私もそれで良いのだが、もう一回位大丈夫って言って欲しくもあった、、なんてね。 私はお礼にお土産の日本酒を置いていった。また買い直さねば。 さて、そこからはお姉と共に歩いて行った。橋の両側の歩道は雪が積もって歩けないので車道を歩いた。橋に入ると渋滞は解消されていたので、後ろから車が迫ってくる。バスが来た時などは反対車線に移動したりした。ものすごく歩きにくいのだが、お姉達はやけにさ
くさく歩いていく。歩き慣れているのか、オレが年なのか、、多分年のせいではない!それにしてもホントに長いんだ、この橋が。さすが信濃川。 靴もジーンズもびしょぬれになって既に泣きそうな私だが、笑顔で軽い会話をかわす。こういう時は男はつらいぜ!なんて言ってるうちになんとか駅に着き、お姉達とは別れた。お姉達はこれから出勤で、仕事は五時退社らしいが、すでに四時近かった。何しに来たのかわからない。 ということで駅で再びお土産を買って新幹線に乗った。びしょぬれのジーンズはいやだったが、駅で買った肉まんはとてもうまかった。